Alteryx 2020.2新機能 : Assisted Modelingにおけるレポートとプログラムのエクスポート

Alteryx 2020.2新機能 : Assisted Modelingにおけるレポートとプログラムのエクスポート

Clock Icon2020.06.17

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こんにちは、小澤です。

2020/6/3にAlteryxの最新バージョン2020.2がリリースされました。

今回は、Alteryx DesignerのアドオンであるIntelligence Suiteの機能の1つであるAssisted Modelingの機能であるレポートやPythonスクリプトのエクスポートについて紹介します。

リーダーボードとエクスポート

Assisted Modelingでは、一通りの設定を行ったのち最後にリーダーボードという形で利用した手法ごとの結果が比較可能です。 通常の手順では、ここでの結果を見て、ワークフローに挿入する手法を選択するわけですが、この画面では各手法ごとの結果に対して2種類、エクスポート可能なものがあります。

各モデルの右にある「・・・」を選択すると以下のような項目が表示されます。

「Export」となっているものが2つあります。 それぞれどのようなものがエクスポートされるのかを見ていきます。

HTML Report

まずはExport HTML Reportを選択した場合の挙動を見てきましょう。 選択すると、ファイルを保存するためのウインドウが表示されるので、適当な場所に保存します。

保存されたファイルを開くと、リーダーボード内の各項目がレポートして出力されたものであることが確認できます。

これによって、利用しているモデルに関する情報がいつでも確認可能な状態となります。

Export Model to Python

続いて、もう一つの項目であるExport Model to Pythonの方も見ていきます。 こちらは選択すると左下に以下のような表示が出る以外、一見特に変化はありません。

さて、この状態で一度Assisted Modelingの画面を閉じます。 すると、ワークフローに謎のPythonツールが追加されているのが確認できます。

このPythonツールを選択すると、 Assisted Modelingによって生成されるワークフローと同等の処理が記述されたPythonコードが生成され餡巣。

コード内容の詳細な解説は割愛しますが、scikit-learnのPipelineライクな独自ライブラリが用いられているようです。 これによって、Pythonでコードが書ける人であれば、内部処理の編集や追加などが実現可能になっています。

なお、2020-06-17現在、Pipで公開されているayx-learnとこの処理内で利用されているものはバージョンが異なっており、このスクリプトをそのままAlteryx外に持ち出して利用することは難しくなっております。 そのため、利用できるのはAlteryx内でのみと考えておくといいでしょう。

また、このスクリプト内の処理には含まれておりませんが、 ツールから出力しているモデルはそのままMachine LearningカテゴリのPredictツールへの入力して利用可能です。

おわりに

今回や、Assisted Modelingのエクスポート関連の機能を紹介しました。 手軽に機械学習を利用できるAssisted Modelingだからこそ、こういった「何をしたのか」が確認しやすくなってることのメリットは大きいです。

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